新潟県自転車競技選手権ロードレース弥彦大会2018 レースレポート

昨年に引き続き、今年も新潟県選手権に参戦。もはや木島平→弥彦ロードレースの流れは鉄板。昨年もチームで参加し、松井さんとの連携で入賞したレース。登りも多く相性は悪くないと思っている。
Innocentからは、エリートが柴松荒宮、ビギナーがおこ（ねんでやねん）、女子が牛の総勢6名で参戦。外様なのに大勢で大挙してすみません。。

余談だが、何故Innocentが新潟のレースに参加しているのかというと、チームメイトのおこさんが吉田高校出身でいつも旅のコーディネートをしてくれるから。いつもありがとうございます。ちなみに過去にインターハイで3位だったらしい。今はお腹がラルプデュエズ。

土曜日7時に東京発。関越を爆走して12時には寺泊着。新鮮な海の幸をいただく。う・ま・す・ぎー。最高でした。店員の女の子が可愛かった。てか、新潟、美人多すぎません？
昼食後、昨年もお世話になった旅館「みのや」に車を駐車し試走へ。

競輪会館からの下りからぶどう山への平地アプローチ区間での右折ポイントが去年から変更となった。試走してみるとなかなかに狭い...。「お米への感謝が足りないとオーバーランして水田に突っ込むな...」とか意味不明な会話をしていた。「サンクス・ライスコーナー」と命名。
1周目は皆で走り2周目は各々のペースで。登りでは残り何メートルで仕掛けるや、平地区間で何wで踏むとこれくらい速度が出る、など確認。3周後、2回ほど登って終了。その後、岩室のジェラートを食す。去年より気温が高く滅茶行列。荒川の何とか牧場のジェラートより2456754倍美味しかった。

ゆるゆると帰路に着き、16時頃には宿着。サウナで追い込むなどして地元の居酒屋「よっしゃ」へ。全員腹ペコで料理がサーブされた瞬間、皿が空に。ハイエナだった。若干食べ過ぎたけど、どの料理も最高で満足。今度はお酒も飲みたい。
宿に戻ってグダグダしていたら、彩北ツブラーゼの吉田さん来訪。びっくり！駐車場に停まっていたウィリエールは吉田さんだったのかw 要注意人物など聞き軽く情報交換。本当いつもお世話になっています。
10時には気絶。1回も起きることなく朝を迎えた。

朝起きると、腹が一杯w何も食べられないくらい。よっしゃしすぎた。皆は朝食に向かったが、私は一人朝風呂へ。ストレッチしたりサウナで追い込んだりで何とか胃にスペースを作る。
ちょっと食べられそうな感じだったので朝食へ。適度に食べて準備して会場へ！

まずはおこ、牛のレース。
おこさんは去年入賞したものの、今年は腹がゾンコランになっており1周目で爆千切れ。牛牛は食らい付いていくものの、新潟女子トップ勢が強すぎて脚きり。悔しそうだったが、憧れのもえまぐろ氏と話せたみたいで、非常に嬉しそうだった。帰りもYONEX、YONEX言ってましたわ。

いよいよワイらのレース。裏の坂でアップした感じ調子は悪くない？最近、膝の軌道を修正して調子が上がってきている。
今年もチームで動き勝ちをさらって行きたいこころもち。
要注意選手は、去年実力差をまざまざと見せ付けられた新潟最強田崎さん、先週の木島平では仲間として戦った坂大さん、お馴染みJPTライダー奈良さん、他にもJPTライダーがいたりと豪華メンバーである。特に麒麟山レーシングは大勢で参加しているため注意が必要。

新潟県自転車競技選手権ロードレース弥彦大会2018　
男子競技者オープンレース　3位表彰台（外様優勝！！！！）

2018-05-26 18:07:23 #cyclosphere https://t.co/H3l8t4cDtA pic.twitter.com/dNwb3gulnQ

— Eiichi Shibata (@888gum) 2018年5月27日

2時間44分くらい　AP230w NP250w

ローリング解除後、集団のペースが上がる。気付くと2人の逃げが発生。麒麟山の選手とハヤサカサイクルレーシングの舘岡選手。確か舘岡選手はエルドラード東北のJPT選手だった気がする。集団はあまり追う気が無く。吸収されるだろうと思ってまったり。序盤は去年よりも緩かった。荒瀧さんが序盤で落車したようだが7分360wでジョイントしたらしい。半端ねえ。

逃げが思ったよりも強く差が縮まらない。最大で1分20秒ほど。チームメイトの木村さんもローテを絶妙に乱したりの好プレー。内心ちょっと焦り始める。8周目くらいに追走に入る旨告げて、集団のペースを上げると同調してくれる選手が多く（特にレオモの岩瀬選手）10周目のぶどう山で何とかキャッチ。焦ったー。仕切りなおし。
各チームの思惑は分からないが、麒麟山はチームプレイはしないと坂大さんに聞いていたのでサバイバルな展開になるのか？と思ったり。後々思えばブラフだったかもw

逃げ吸収後、競輪会館に入るアプローチ区間で。荒瀧さんと会議。まだ、集団人数が多いことと有力チームを絞りたかった意図からアタックすることを伝える。先頭からアタックすると放置されてしまうリスクがあるので、中盤くらいに下がり残り500mから思いっきりアタック。後ろを見ると集団は追ってきている。よしよし、岩瀬選手が更にペースアップしてくれた。つよ。維持で着いていって競輪会館前から更にダンシングで上げる。
ちょっと飛び出してしまったが、下りの折り返しで明らかに集団が割れていたので狙い通り。下りきって集団と合流。その後も完全に分断する為に、ペースが緩まりそうな時は前に出て積極的にペースアップ。同じ意図を持ってる人もどんどん牽いてくれる。きつい。笑
ぶどう山登りきったところでペースダウン。松井さん、荒瀧さんいることも確認。爆風区間の平地へ。集団が落ち着いている。。。こういう時に抜けだしやすい。チャンス。そろそろとしれっと抜け出す。笑

麒麟山の本田選手がチェックに来たのか、同調してくれたのか不明だったが分からないが2人で抜け出す形に。「いきますか！」「いきますかー？」って感じでエスケープ開始。坂を思いっきり牽いて、平地をローテ。ちょっと余裕が無さそうなので多めに牽く。しかし、しっかりと付いてくる。帰りの平地は集団が緩むポイントだったので踏んでいく。
本田選手に色々探りを入れてみる。恐らくだが、逃げ切るつもりは無いと判断。私も同じで、後ろの追走で脚を使ってもらうこととチームメンバーが脚を休んでもらうことができればそれで十分だった。
しかし、本田選手もいることで麒麟山の有力選手も脚を使う必要が無いためどのくらいの力で逃げ続ければよいか判断に迷う。
それならば、本田選手を切り離して単独逃げに持ち込んだ方が良いんじゃないだろうか？しかし、そんな脚が残っているのか？と逡巡。
出した答えは、本田選手とできるだけ長く逃げ続ける。恐らく麒麟山は本田選手で勝負する気は無く吸収するだろうと（推測です）。 弊チームは私が逃げ切っても問題ないので脚を引き続き貯めることができる。

集団との秒差は最大40秒くらい開く。後で聞いたら、チームメイトがコントロールしてくれていたみたいで。レオモの岩瀬選手が積極的に牽いていたそう。

そんな感じで3周半逃げ続け、ぶどう山前で吸収！ありがとうございました。
1人では間違いなくこんなに逃げられなかった。登りも平坦も安定してローテを回してくれて楽しかったです。途中、2年前のクレイジー群馬JBCFの話も。

集団は。。。結構多いなw　10名以上いる。

弊チームメンバーを確認。荒松両名確認。逃げているときに下りのすれ違いで松井さんは遅れ気味だったので厳しそう。荒瀧さんに状況確認すると落車の影響でペダルが外れそうになっているようでスプリントは厳しそう。メッチャきついが私が行くしかない。ぶどう山で脚攣りそうになったが何とか大丈夫な感じ。

競輪会館前の登りは後2回。恐らくアタックが掛かるだろうと。案の定、岩瀬選手の強烈なアタック。キレ良すぎ。それに付いてく田崎さん。ちょっと遅れて私、坂大さん。まあまあ距離が開いたが、下りで坂大さんが前に出てくれたので付き位置。後ろには奈良さん。ぎりぎり。後続も合流したところで坂大さんがアタック。ひえー。ライスコーナー前でジョイント！ここからは牽制モードに突入し、一気にペースダウン。ここから坂大さんと田崎さんは全く前に出なくなる。どちらかで来るんだろうなー。

ぶどう山のKOMからは、本田さんと大野選手が前を固める。ここで先行されると前にいる私が追わなきゃいけなくなる為、荒瀧さん、松井さんにチェックをお願いして前を固める。その後ろに田崎さん。残り500ｍで番手を取る。仙台高校？の選手が割り込んできそうだったが押し返して必死にポジションキープ。
残り400mで松井さん先頭から段階的にペースが上がっていく。残り100から田崎さんが腰を上げてスプリント。岩瀬選手も追う。私も追おうとしたが、左から誰か出てきそうな感じがしたのでそっちを閉めたら（多分奈良さん）、ちょっと前が詰まりブレーキ。もう1回踏み始めて2人くらい交わしたが岩瀬選手にギリ届かずゴール。チャンプははるか彼方でした。
ラスト周回の競輪会館前折り返しの順位がそのまま着順になった。笑
田崎、岩瀬、柴田、奈良、坂大、荒瀧の順（敬称略）。荒瀧さんも入賞！さすが！松井さんも9位！3-6-9でinnocent笑

うーん。悔しい！！今思えば逃げる必要があったのか疑問だが非常に楽しいレースとなりました。ちょっとはチームも覚えてもらえたかな？
優勝、2位の選手とはまだまだレベル差を感じた結果になったなー。去年よりは近づいているかも？
特に2位の岩瀬選手は積極的な動きと礼儀正しい振る舞いから松井さんがレース後絶賛してた。（もはや惚れてた）

去年も思ったが、ゴール前後の登りで沿道の方々がチーム関係無しに応援してくれてとっても力になる。逃げてる時に何故かターマックを応援してる応援隊がInnocentを応援してくれてとても嬉しかった。走り応えもあって最高のレースです！おすすめ！

レース後、吉田さんに余所者がとる着順としては3着が丁度良いね！て言われた。笑
ラスクとっても美味しかったです！

さあ、次戦は遂に全日本（多分）。がんばるぜー