房総の風

向かい風にやられる毎日

練習が続かない人へ最適なマインドセットを紹介

「中々、モチベーションが上がらなくてぇ~」

「今年は年20000km走ろうと思ったけど挫折しました」

自転車界隈で良く聞かれるこの言葉たち。
「3日乗らなければただの人」というように自転車は継続的にトレーニングを積むことが最重要ミッションである。
しかし、プロでもない我々がフルタイムで仕事をしながら高いモチベーションを365日維持して練習をすることはほぼ不可能である(例外あり)。私もそうだ。
レースや練習で悔しい思いをして、「死ぬほど練習してやる!」と息をまいても、大抵その意識は日を追うごとに薄れて行く。

私は自転車生活が6年目となるが何回も同じような状況に陥った。
そんな中で試行錯誤を繰り返し、練習を継続的に行うマインドセットを取得できようとしている。
上手く言語化できないかなーと思ってた折、東京大学中原淳教授がブログに投稿していた内容がほぼ私の考えと一緒だったので紹介したい。

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結果から言うと「意志の力」は脆弱。「惰性の力」を使え。である

 

まずは該当ブログを読んでほしい。

www.nakahara-lab.net


我々の場合で端的に内容を表すと
「今日も頑張って練習するぞ!!明日も!明後日も!気合入れろ!」
ではなく
「今日も練習することになっているから練習する。」
に置き換える。というもの


中原教授もブログ中で言っているが、先人や実体験に基づくように意志の力は弱い。
私も、練習を継続するにあたり、モチベーションを高く!意識を高く!と心意気を前面に押し出すだけ疲れるし無駄だと気付いた。ルーティンに組み込んで計画的にやる、とも違う。やることになっているからやる、のである。

これを彼は「惰性の力」と表現している。なるほどなー。と感心しました。

更に「惰性の力」で物事を継続するポイントを4つ紹介している。


①例外をひとつでもつくらないこと
週に5回練習すると決めたら、飲み会がー、残業がーといって例外を作らない

②宣言する
宣言しよう。Twitterでもチームラインでも

③ハードルを下げる
これ重要かと。気合を入れなくて良い。自転車にまたがればそれで良いのだ。くらいの感覚で良い。ペダルを回し始めたら後は流れに身を任せよう。
プラスで、乗り始めたら今日はこのくらいで良いや、とか考えないこと。ぐだぐだ考えるのは良くない。

④他社の目に触れること
監視してもらおう。STRAVAでもブログでも何でも良い。

 

私はこれを大原則に練習を実行している。高い意識は持つ必要は無い。諸刃の剣ですから。
モチベーションという言葉を使っている時点で意志の力に頼ろうとしているのです。

練習が続かない、モチベーションが高く保てない(保つ必要は無いんだけど)人の参考になれば。自転車に乗るのが楽しくてしょうがない人にはあまり参考にならないと思います。(それが最強)