房総の風

向かい風にやられる毎日

がりがりチビでも平地レースでそれなりに戦えるようになる方法を考えてみた。

私は165cm体重51-53kgだ。世間で言うとチビがりがり、もしくは、がりがりチビの部類に入る。

見た目は細く、筋肉量も少ないので山はそこそこ速そうに見えるが、平地はとても走れるようには見えない。
しかし、意外とそうでもない。4~5時間の長丁場レースやロードレースでそれなりには走れている。クリテは危ないので出ない。
今でこそFTPは270~280wぐらいをさまよっているが、もっと低いときから長時間のエンデューロで普通に走れていたと思う。
身長が低く、体重が軽くて、坂はそれなりにいけるけど平地は…みたいな人は一定数いると思うので私なりの経験を基に、平地でも戦えるようになる方法を書いてみる。
折角レースやってるんだから色んなレースに出て戦える方が楽しいでしょ!

まあ正直、170~180cmでFTP300くらいが日本のホビーロードレース界では最強だと思うう。
RX氏や井上氏、弊チームのあらたきさんはこのレンジにいる。正直羨まし。

① 空気抵抗を減らす

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空気抵抗とは要するに体が空気を受ける面積のことを指す。我々は体が小さい。つまりデフォルト状態で空気抵抗が小さい。35km/hで走るには180cmでは250w必要なのに対して165cmでは210w程度らしい(ソースは過去のサイスポ)。
同じ速度を出そうと思った時、求められる出力は体が小さいほど低い。実際、平地であらたきさんとローテしている箇所でSTRAVAのセグメントと比較すると同じ速度で出力は私のほうが50wほど低いこともある(ローテーションは均等)。平地なら絶対的出力が必要と良く聞くが、一概にそうではないのではないか。

そこから更に空気抵抗を削る努力をする。
まずはフォーム。肘の角度は常に90度のエアロフォームを心掛けたい。下ハンも有効活用。それなりに体幹が必要だが、そこは頑張ろう。そして、人のスリップストリームに入るときは極限まで体を折りたたむ。私の場合、目の前が前走者のサドルに来るくらいまで小さくなる。少しペダリングに慣れが必要だが、バートップを持って肘がトップチューブにあたるくらい下げると、とてもコンパクトになります。

また、体が小さいと前を牽いてたとしても後ろは風を大いに受ける。エアロフォームをとっていたら更に効果は抜群だ。「柴田君の後ろ風めっちゃ来る」、「後ろなのに疲れる」と何回も言われたことある。前を牽きながらも後ろを攻撃できるのは我々だけだ。

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あらたきさんと肘の曲がりっぷりは似てるが投影面積は一目瞭然。


② 平地で練習する
これめっちゃ重要。
平地と坂では使う筋肉もペダリングも全く異なる。平地は平地を走らなければ速くならない。更に、平地は楽しようと思えば幾らでも楽できるので自分から負荷を掛けなければ練習にならない。よってメンタルも鍛えることができる。一石二鳥。山は登ったら下らなければいけないが、平地は終わりが無い。地獄である。
私は、自転車始めたの地が千葉の沿岸部(千葉市)あたりだったので基本練習は平地だった。実際、ヤビツや都民の森は数えるほどしか行ったことがない。それでも良い。我々は坂はそれなりに走れる。平地を頑張ろう。

③ 機材を考える(完全無欠の私見)
ここまで来たら次は機材だ。色々あるがまずはホイールだろう。
我々は確かに絶対的な出力が低い。なので、軽いホイールの方が扱いやすい。GOKISOを使ってみたことがあるが、重くて辛いだけだった。あのようなホイールは一定の高出力で踏んで速度を維持できる人でなければ厳しい。更に、前述どおり我々は空気抵抗を減らさなければいけない運命にあるので、空気抵抗ができるだけ小さいホイールが良い。
つまり、軽くて加速力に富み、空気抵抗が小さいホイールがベスト。
例を挙げると、BORAONE50 TUやROVAL CLX50 TUなどであろうか。ま、これは人それぞれなので私見として飲み込んで頂ければ。

フレームは軽くてある程度しなるものがベスト。最近のフレームは殆どそうか。笑
基本的に、我々レベルだと軽いものを選んでおけば失敗はしない。と最近学んだ。

④ 筋肉量を増やして体重を増やす
圧倒的ソリューション。

⑤ 山専用に特化する
一番輝けるぞ


現場からは以上です。