房総の風

向かい風にやられる毎日

Fulcrum Racing Zero 経過観察

グレートブリテン王国・イギリスのEU離脱により何度目かも分からない栄光ある孤立をキメ、世界中で阿鼻叫喚が巻き起こっている一方で、ここ極東島国・日本の自転車業界はその煽りを受けたポンド爆下げにより色めき立っているのであった。

掲題のレーゼロっていうホイールも私が買ったときより1万円くらい安い。まさか半年前まで冗談で言っていたようなことが現実になるとは。

 

てことで4月に導入したレーゼロも走行距離2000kmを越えたので割と真面目に感想文を書いてみる。インプレとか格好良いことは言えない読者感想文レベルです。

 

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2016年モデル

 

Fulcrum Racing Zero デメリット

乗り心地

・悪い、とにかく悪い。縦剛性が高いので路面の突き上げがダイレクトに伝わる。

・パンクしてるかと思うほど乗り心地が悪い。

 

 

乗り心地は今までに使用した(試乗含む)どのホイールよりも乗り心地は悪い。これに尽きる。ごつごつ、どたんどたん騒がしい。なので体へのダメージは避けられない感じ。腰が悪い人とかフィジカルが弱い女性は買ったら後悔するかも。他のインプレとか見ると意外と悪くないとか書いてあるけど間違いなく乗り心地は最低レベルにある。

 

見た目(個人差)

・リム全体にあしらわれた矢印がくそダサい

・Racing~のフォントが微妙

 

個人差問題。だせえ

 

Fulcrum Racing Zero メリット

巡航性能

・リムが浅いので追い風45km/h以上のスピード域だとディープホイールに対して明らかにディスアドバンテージ。

・40km/hくらいだと問題なし。巡航性能が低いわけではない。

 

加速性能

・踏むと即座に反応。ボーラみたいな溜めは一切ない。10踏んだら秒で10返ってくる

・全加速域で素晴らしい運動性能

 

非常に良いと思います。レーシング3を更に強化したような感覚。元々、フルクラムのR3からの構造は一緒だから正統に進化していると言える。前述の理由から長距離のエンデューロは向かないと思いますが、クリテリウムなど短距離かけっこみたいな乗り心地を感じる間も無く終わるレースには非常に有効。ただ、エンデューロも加速が必要な場面は多くあるし、普通に走るホイールなので使えない訳では全く無い。

 

剛性

・縦剛性高杉内

・軽量ライダーの私のスプリント程度ではちっとも撓まない

・レーゼロに乗った日からマックス出力更新

・脚無いと踏めないよ

 

がっちがち。

キシリウムSLSやBORAの時はダンシングすると車輪の撓みを感じることがあったが、全く無い。よって思いっきり体を捻りながら全身で加速することができる。最大出力を更新できた要因はこの辺にある。不安が無い。

ある程度、出力無いと価値が分からないと思う。初心者には全くお勧めできない。デュラ買ってください。

 

登坂

・普通。に登る。

・脚無いと登んないよ(2度目)

 

やっぱある程度の脚力はホイールが求めてくる。

 

結論

レースやりたい人は買いましょう。

 

以上、現場でした。